人毛ウィッグ・人工毛ウィッグのメリット
ウィッグやかつらを買う際に気になるのがウィッグの毛は何かということがひとつ上げられます。
ウィッグの毛の素材は大きく分けて、3種類あります。
- 人毛
- 人工毛
- 人毛と人工毛のミックス
それぞれ良い点、悪い点があるので自分の予算や用途に応じて選んでいきたいですね。
人毛のウィッグの特徴
人毛は主に日本に出回っているのは東南アジアの方・中国の髪の毛が多いようです。
それぞれ、自分の髪をイメージしてもらったらわかりますが、その髪によってまっすぐ、うねる、髪の太さなど個体差がありますが、より自然なウィッグを作ることができます。
日本に輸入される人毛というのは主な原産地として中国の農村部の女性の髪を加工されて作られています。
黒髪の長い女性をスカウトしてその髪を売ってもらうというもので、農村部の女性はヘアカラーやパーマも行っていない比較的健康で自然な毛髪のためアジア先進国に輸出されています。
人毛のウィッグ 良い点 メリット
- 見た目が自然
- 手触りが自然
- カラーやパーマが自毛のようにかけられる
- ヘアスタイリングが可能
人毛のウィッグ デメリット
- シャンプーやケアなどきちんとメンテナンスが必要
- ウィッグによって差はあるが太陽の光で1年ほどで色あせていくので、ウィッグを染め直す必要がある
- 人工毛より重い
- スタイリングが出来るということと同時に、形が崩れやすい
- シャンプーの後や雨でぬれると乾きが遅い(より自然に見えるメリットも)
- ウィッグの価格は人工毛より高い
人工毛のウィッグ・かつらの特徴
安い人工毛だと見た目が不自然でウィッグやカツラだとばれやすいですが、特別に開発されたよい人工毛だとほぼ人毛と見分けがつかないものも多いので人工毛はピンキリということを知っておいてください。それは値段をみれば違いがわかります。
またお手入れが人毛よりしやすいという利点があります。
ここでは通常の安めのファッションウィッグなどにつかわれる人工毛についてのメリットデメリットをまとめました。
人工毛のウィッグ メリット
- 値段が安い
- 色あせがほとんどない
- 耐熱ウィッグはコテ・ヘアアイロンなど使える
- 洗っても乾くのが早いので手入れが楽
人工毛のウィッグ デメリット
- 髪の光沢は技術の進歩により、かなり自然に。しかし、素材によっては光沢が強く、化学繊維特有のツヤが目立つ場合があり
- 自毛となじみにくい
- ごわごわする
- カラーリングは基本できない
- 年月がたつと毛先や全体が縮れてくる
- 化学繊維のため、静電気が発生しやすい
人毛と人工毛にはこれらの違いがあります。
より自然にみせたいなら人毛ですがメンテナンスやお金の面も考えないといけません。
人毛にも高級なレミーヘアと呼ばれるものから安いものもあります。
また人毛よりも人工毛は安いですが、ある程度、安い分、自毛と比べて自然ではなかったりします。
ただ、最近は人毛と人工毛とのミックスかつらやウィッグも増えており、ファッション性の高いウィッグを望んでいて髪の流れがあるものがほしいという場合、動きを出すために人毛に人工毛を多少混ぜたほうがいい場合もあったりするようです。
もちろん取り扱っているメーカーやショップによって、人毛も人口毛もそれぞれ特徴があり違ってくるんですが、人毛と人工毛には大きく分けて上に挙げたような特徴があるので自分がどういったことに基準を置いてウィッグを選びたいのかの参考にしてくださいね。
レミーヘアーとは
レミーヘアとは、かつら、ウィッグで使用される髪の素材のうち、比較的加工のダメージの度合いが少ない物をいいます。
髪のキューティクルを同一方向に揃えた人毛で(髪の向きが同じ)髪質がそろっているのが特徴で高級なウィッグでは好んで使用されるのがレミーヘアです。
人毛の王様ですかね^^